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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー

週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。 各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。


サン美容室 木村淑子氏
叔母さんに憧れて 温故知新

 「太陽の様に明るく、いつまでも輝いていられる様にと、サン美容室と言う店名をつけました」と話すのは、帯広市西七条南十六丁目で、美容室を経営している木村淑子さん。趣味は骨董品屋巡りと言うだけあって、店内にはアンティークな小物がよく目に付く。土日の多くは結婚式場に出入りし、花嫁衣裳の着付けなどの仕事もこなす多忙な毎日を送っている。
 「私が子供の頃、叔母が美容師をしていたんです。とても綺麗な人で、私の憧れの人でした。私も美容師になれば、叔母さんの様に綺麗になれるかしら、と言った思いから、この仕事を志す様になりました。進学を勧める父の言う事も聞かず、卒業後は、直ぐに住み込みで美容室に勤める事にしました。叔母に憧れての仕事でしたが、華やかさなどは微塵も無く、私の仕事と言えば、後片づけぐらいのもので、お客様の髪など触らせても貰えませんでした。技術は見て覚えろと言う時代でしたからね。辛く厳しい世界だと言う事を、見をもって感じさせられました。何度か挫折しそうになり、父に相談すると、親の言う事を聞かずに自分の好きな道へ行ったのだから、最後迄やり遂げろ。と言われました。辛くて辛くて毎晩の様に、布団の中で泣いたものです。
 その後、何年かの見習いを経て、美容師の資格を取りました」と当時の苦労を語ってくれた。「後になって思ったんです が、私は叔母に憧れていただけで、美容師に憧れていた訳じゃなかったんです。特に髪をいじるのが好きと言う事もなかったですしね。叔母を通して美容師と言う職業を見ていたので、美容師=綺麗とか華やかと言うイメージを持ってしまった様です。そのお陰で自分に合った仕事に出会える事ができ、今では天職だと思ってやっていますけれど」と笑いながら話す。短期間で仕事を辞めてしまう人達をどう思うか聞いてみると。
 「直ぐに仕事を辞めてしまう人は、仕事をする上での苦労が足り無いのかも知れませんね。苦労して身に付けたものなら、そう簡単に辞めると言う事は、出来ないと思いますよ。私自身も今迄には当然、辛く苦しい時もありましたが、美容師を辞めようと思った事は一度もありません。あれだけ苦労して身に付けた技術を投げ出してしまったら、今までの苦労は、一体何だったのか。そう考えると、まるで自分自身を投げ出してしまう事の様にすら感じます。それと、人との出会いを大切にする事です。私の場合、二十五年間片腕として働いてくれている従業員が居ます。苦楽を一緒に乗り越えて来た良きパートナーです。この人と出会う事が出来たのも大きな財産だったと思っています」
 最近は『地味婚』が多くなり、花嫁さんを作ると言った仕事も減って来ているとの事。結婚は早く、式は盛大に、子供は たくさん。そうすると、経済も発展し、少子化問題も無くなって・・アッ、自分の事か?