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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー
週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。
各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。
ブティックシェルプール 荒木幸代氏
- 一冊の本との出会い 前進あるのみ
音更方面へ向かい、鈴蘭大橋を渡る。宅地化工事が行われている鈴蘭台を越え、中鈴蘭まで行くと、右手の住宅街の中に 一際目立った大きな建物が目に入る。
『ブティック・シェルプール』は、婦人服の専門店で、地域に根ざしたお店として多くの顧客を持つ。「以前から、家庭に縛られたくない。何か自分でもできる仕事はないかと常々考えていました。今になって思うと、専業主婦から逃げ出したかったと言った方が正直な気持ちだったのかも知れませんね」と代表の荒木さんは、おっとりとした口調で言う。
「ある日、何気なく一冊の雑誌に目を通していると、そこに郊外型の素的なお店を紹介する記事が載っていたんです。それを見た瞬間「これだ」と感じました。すぐに見に行こうと思い、雑誌片手に本州までそのお店を探しに行ったんです。何も下調べせずに行ったものですから、色々探し回ったあげく、そのお店には、辿り着く事が出来ませんでした。私自身もともとが方向音痴ですからね。車を運転していても、平気で反対方向に行ってしまうくらいですから」と言って笑う。
「今思うとあの時、あのお店を見なくて良かったと思います。あまりにも凄いお店で私には真似なんかできっこないと思ってしまったかも知れませんものね」とポジティブ。
「当時は女性が自立を目指すと言った時代だったのですが、都会と違い、世間の風当たりは厳しいものがありました。融資の面からも「女が何だ」と頭からバカにされてしまうのがほとんどでした。その後、理解ある方々と巡り合う事ができ、オープンする事となりました。郊外と言うのもあってか、オープン当初はお客様が全く来ませんでした。店の前に猫がいても「ありがとうございます」と言いたくなるほどでしたよ。その後、口コミでお客様が序々に増えて行き、現在に至ってい ます」と当時の苦労を語ってくれた。
今後、新しく働く人達へのアドバイスとして。
「人の心を読める人。考えられる人。人を大切にする人になって欲しいと思います。そう言う人であれば、必ず人からも大切にされるはずです。それと、出会いを大切にし、何事にも興味を持つ事です。私の様に、たった一冊の本で人生が変わってしまう事もあるんですから」お正月には、日頃からお世話になっている人達に、感謝の気持ちを込め、手作りの料理を無料で提供しているとの事。「今こうしてあるのも、そう言った方々のお陰ですから」と、何処までも謙虚さを忘れない。
「そうそう、あなた達もどうですか?お正月に来ませんか?楽しいですよ。でもまだ少し気が早いかしらね」と言って笑う。始めは社交辞令かと思ったが、どうやらそうではなさそうだ。人と人との距離が離れ、冷たくなって来ている昨今、こんな暖かな人がまだ居たのだと思うと、何だかとても嬉しくなった。
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