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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー
週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。
各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。
有限会社クロカワ 黒川義雄氏
- 時代に合った商売を 自由に気ままに我がままに
音更の町中にある『有限会社クロカワ』は、農産物や海産物を、地元スーパーや、全国の百貨店に販売している卸売り業者で、ギフト商品の取り扱いが主なものとなっている。もとは商店だったと言う事もあり、倉庫兼事務所とも言える、広くて奥行きのある建物内は、ギフト用の商品を入れる為の各店舗の店名が入った空箱が、何段にも積み上げられている。
事務所内のホワイトボードには、全国の有名百貨店からファックスで流れて来た注文書が、びっしりと貼り付けてある。内容を見ると、一軒一軒の注文数が半端な数ではない。建物内の箱の数を、もう一度見渡し、思わず納得する。それらを全て一週間以内に用意し、発送しなければならないと話す代表の黒川氏。「もともとは小売業でしたが、時代の流れとでも言うんでしょうか、スーパーの大型化やコンビニの進出によって、段々と小売業も萎縮してしまい、五年前に閉店を決めました。 父親から譲り受けた店ではありましたが、引き継ぐ時に「今の形を守ろうとするな、時代にあった商売をしろ」って言われましてね。私が二七歳の時でした。当時は、まだまだ景気も良く、言っている意味がよく分かりませんでしたが、こう言った時代になって見て、初めて親父の言っていた事は、これだったんだと気づきました。このまま続けて行けば、益々厳しい状態になって行くのは、目に見えてましたからね。ならばと、思い切って見切りをつけ、新しい商売をする事にしたんです」と、今の仕事を始める迄の経緯について話してくれた。
次に、どう言った事を心掛けて仕事をしているか聞いてみた。「商品をいかに早く確実に集められるかが勝負です。その為には、我々と生産者側とを結ぶ太いパイプをたくさん持っていなければなりません。それを構築する為には、長い年月を掛けて信頼を得るしかありません。「金を出すから売ってくれ」だけでは、彼らは動いてくれませんからね。地元の大手スーパーや、全国の有名百貨店などが、私共を通して仕入れをするのは、そう言った事情があるからなんです。注文された商品は、よほどの事が無い限り、必ず期間内に納めます。その為なら、夜中でも車を走らせ、集荷に行く事だってあります」 と仕事についての姿勢を話してくれた。「商品を仕入れて売る。右から左に動かす事など、誰にでもできます。大切なのは商品の価値を見抜く目です。この辺りにも、小売業をしていた頃から培った経験と勘が大いに役立っているんです。まして や、商品を残し、腐らせてしまうなど論外です。仕入れた商品は、必ず完売する。これができる様になって、初めてプロと言えるのではないでしょうか」と、力強く語る。「最近、時々思うんですよ。あの時、父親がああ言ってくれてなかったら、今の自分は無かったんじゃないかとね」そうつぶやく様に黒川氏は言った。
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