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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー

週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。 各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。


有限会社健勝重建 建設業 相沢政則氏
家族こそが宝

 鹿追町にある「健勝重建」代表取締役の相澤氏は、長年続けていた農業を辞め、平成六年に建設業を始めた。
 「当時は周りからも、かなりの反発がありました。農家を辞めていったい何をするんだってね。そう言った面では逆境から のスタートでしたね。でも今になって考えると、あの逆境があったからこそ今があるんだと思っています。自分なりに、何クソって言う気持ちになりましたからね。そりゃ初めは大変でしたよ。何せ全く畑違いの仕事でしたから、知ってる人だって居ないし、仕事を探してくるのが、これほど大変なものかと、つくづく感じました。でも機械が好きだったので、重機 に乗ってるだけで楽しかったですね。まあ、それが元でこの仕事を始めたと言うのもありましたからね。そのうち、ちょっと家を直してくれ、とか頼まれる様になり、少しずつみんなが認めてくれる様になりました。人に助けられて何とかやって来れたと言った感じです。その後、従業員も多くなって来たので、法人に変更し、今に至っているわけなんです」
 健勝重建の健勝について、どう言った意味が込められているのか聞いてみる。「息子の名前なんですよ。健やかに勝。会社もこうありたいと思いましてね。子どもは不思議がってますけどね。「何で会社の名前が僕の名前なの?」ってね」と笑いながら話してくれた。休みの日には、近くの川に魚を放流したり、裏の山に木を植えたりしていると言う相澤氏。
  「ほら、普段道路工事なんかで自然を破壊してるから、せめてもの罪ほろぼしとでも言うんでしょうかね。今や春の恒例行事みたいなもので、みんな、またやってると言って笑ってますよ」最後に、新しく働く人に何を望むか聞いてみた。
 「何の為に働くのか。相手が所帯持ちの場合、よく面接の時に訊くんです。でも、返ってくる答えは、借金を返す為とか、暮らしの為とか、そんな答えしか返って来ないんです。私としては、家族の為って答えて欲しいんです。家族があって自分がある。仕事の代わりはあっても、家族の代わりは無いですからね。家族こそが何ものにも代え難い宝物です」相澤氏の話の中に、家族と言う言葉がたくさん出てくる。家族を「宝」と言ってくれるお父さん。そんなお父さんなら、何所へ行っても自慢できる。
 鹿追町の、どこまでも真っ直ぐに延びた道の両脇を、青々とした大地が広がる。北海道に住んでいると、ごく普通の見慣れた景色であり、これと言って別段何も感じる事はなかった。車窓から飛び込んでくる景色も、ただ目の前を流れて行くに過ぎず、景色を見ている様で見ていなかった。それが、最近では景色を一コマの画像として頭の中で認識する様になった。 景色を見る為に遠出もする様になった。
 人に言わせると、歳をとったんだと言うが、自分ではこう思いたい。人生に余裕が出来たんだと。