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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー

週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。 各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。


タイ料理中華料理専門店 潮華 早坂信美氏
NO1よりOnly One ゼロからの再出発

 中国料理とタイ料理。どちらかの料理をそれぞれ別の料理店で食べるのが普通だが、両方の料理をいっぺんに楽しめる事のできるお店が帯広市内にある。『タイ料理・中国料理専門店 潮華』
 一見、タイ料理と中国料理を合わせた創作料理かとも思えるが、そうでは無い。ここ潮華の代表である早坂氏は、大阪の辻学園日本調理師専門学校を卒業した後、横浜中華街にある『重慶飯店』で修行し、平成九年八月に、現在の場所に店を出した。
 料理を作る上で心掛けている事は何か聞いてみる。「料理は造りおきせずに、自家製の調味料を使い、でき立ての物をお客様にお出しする様にしています。そう言った面から、メニューも大幅に絞っています。創作料理もいくつか出してはいますが、メインはオリジナル料理ですね」なぜタイ料理と中国料理なのか聞く。
 「四川料理を勉強した後、今度は広東料理を勉強しようと思い、違う店へ行ったのですが、料理の名前から材料の名前と全てが違っていて、それ迄は自分でも一人前だと思っていたのが、一気に半人前になってしまった感じでした。この時、改めて中国料理の奥深さと言うか、広さと言うかを思い知らされた気がしました。そんな時、タイの料理人と知り合いになり、暇な時に仕込みの手伝いをしていると、中国料理と共通した点が沢山ある事に気づき、面白くなってタイ料理も勉強する様になったんです」と言う。そんな早坂氏も、ここ迄の道のりが全て順調だった訳では無い。
 「平成十四年の十二月に火事にあいまして、ほぼ全焼に近い状態でした。柱が何本か残っただけでしたからね。原因は低温着火と言う事でしたが、その時のショックたるや、ひどいものでしたね。
 今迄築いて来た物が、何もかもいっぺんに無くなってしまったんですから。暫くは、何も手につかず、家の中でゴロゴロする日が続きました。両親は勿論、友人にも心配を掛けました。自分でもこんな事ではいけないと思い、皆に励まされながら、次のステップへ進む決意をしました。運転免許はあるので、何か別な仕事をした方が良いと言う意見もあったのですが、自分なりに色々考えた結果、やはり料理の道に戻る事にしました。何をしている時が楽しいのかを考えると、おのずと答えは見えて来ました」と当時の辛く苦しかった頃の事を語ってくれた。
 最後に、今後の抱負について聞いてみる。
 「何か一品でも良いからお客様を満足させられる物があれば、それで良いんだと思います。潮華のあれが食べたいと言われる、そんな店にして行けたらと思っています。それから、今は私一人で料理を作っていますが、一緒に働いてくれる料理人が居てくれれば助かりますね」休みの日はもっぱら厨房との事。「好きなんでしょうね。料理が」と言う言葉に、早坂氏の全ての思いが込められている。そう強く感じた。