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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー

週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。 各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。


有限会社バレンシア 田上尚氏
「押忍」 一生懸命

 好きな言葉は『押忍』
 ブティックである『バレンシア』の代表取締役の田上氏は大学時代に応援団員として活躍し、上下関係の厳しさや人に対しての思いやりをみっちりと叩き込まれたと言う。
 「押して忍って言うのは良い言葉だと思います。押すばかりじゃなく、時には耐え忍ぶ事も大切。耐え忍びながらも前へ押すと言う事です。何だか日本人的ですよね」と言って『押忍』への思い入れを話す。
 「大学を卒業時は、ちょうどバブルの時期で、DCブランドが最盛期の時期でもありました。その頃、大学の先輩が服地の仕事をしていて、一緒にやってみないかと声を掛けられました。当時は証券会社とか金融関係の会社に就職しようかとも思いました。一番潤っていた業界でしたし、給料やボーナスも良かったですからね」と言って笑う。
 「もともと実家の方は帯広で手芸用品を扱う店を経営していました。私も後を継ぐつもりでいましたから、糸辺の付く仕事は何でも経験しておこうと思い、その会社にお世話になる事にしました。そこでの仕事は、服地の受注をメーカーより受け、要望通りの生地を製造元より買い付けると言った事が主な仕事で、メーカーが展示会に出す場合の生地の提案などもしていました。製造元からメーカー迄の間を繋ぐのが仕事と言った方が分かりやすいかも知れませんね」
 その後、東京から北海道に戻り、苫小牧で実家と同じ手芸用品を扱う会社で二年ほど働き、平成二年に帯広へ戻り、ブティックを始めた。オープン当初はミセス中心の商品が多かったが、その後ヤングの商品を扱う店舗を別に出店し、平成十七年三月、今の西三条南九丁目に店舗を新築し、それ迄の二店舗を一店舗に集約した。
 社員として雇用するならどう言った人を雇用したいか聞いてみた。
 「前向きな人ですね。やる気のある人です。仕事をして行く上では、どんな人でも必ず壁にぶち当たるはずです。直ぐに諦めてしまうのでは無く、必死にそれをよじ登る努力をして欲しいと思います。手を伸ばして壁を乗り越えようとしているのを周りの人が見つければ、手を差し伸べてくれたり、後ろから押し上げてくれたりしてくれるものです。そう言う人で無ければ、仕事に対しての欲も生まれないでしょうし、効率の良い仕事の仕方も考えようとはしません。前向きな人。そう、一生懸命な人ですね。そう言う人であれば一緒に働きたいと思います」
 応援団と言うのは、人に対しての応援だけでは無く自分自身への応援でもあると言う。真夏の炎天下の中でも、真っ黒な学ランをビシッと着込み、汗だくになりながらも大声で叫び、両手を振り回す様は、正に己との戦いである。高校の頃の『援団』の先輩はカッコ良く、輝いて見えたものである。それはきっと一生懸命だったからだと思うのであります。押忍!