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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー
週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。
各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。
北の屋台 北の起業広場共同組合 久保裕史氏
- 良い志を久しく キーワードは人
飲食街に人出がなくても、ここ『北の屋台』は、いつでも満員状態。店内は肩が隣の人と触れ合う程狭く、座る時も客同士が互いに気を配り、椅子を引いて通路を開けてくれる。そう言った心遣いのせいだろうか、いつの間にか隣の席の目に見えない垣根が取れ、五分も居れば、客同士が仲良くなれる。初めは皆常連客だと思っていたが、話しを聞くと全員が初対面だと言う。「袖触り合うも他生の縁」とはよく言ったもので、北の屋台とはそんな屋台である。
『北の屋台』を管理している『北の起業広場協同組合』の専務理事である久保氏にお話しを聞いた。「昔の帯広にはもっと活気がありました。その時の活気、元気を取り戻そうじゃないかと言う事で、各企業の代表者が集まり、ボランティアとして始まったのが今の協同組合です。皆帯広の街が好きだと言う事です。街に人を呼ぶ為、人と言うキーワードを使って、お金を掛けずに出来る事業は何だと考えた時、ぶち当たったのが屋台でした。最初はこんな大掛かりなものでは無かったんです。色々な案を出し合って行く内、どうせやるのなら全国に情報が出る様にビジネス化したらどうか、と言う案が出ました。それに対しての補助金が出る様になり、日本・海外と様々な屋台を研究した上で今の形にしようと言う事になりました。開店する迄には法律上での問題も数多くあり、なかなか一筋縄とは行きませんでしたがね」と、これ迄の経緯を話してくれた。「北の屋台は三年で各店舗の契約を白紙に戻す方法を取っています。常にモチベーションを高くし、各々が創意工夫する事によって、屋台を運営して行く事。それが狙いです。
屋台とは狭くて不便な物ですが、そう言った条件であるからこそ、店主同士、お客様同士、お互いが協力し合い、優しくなれるんです。これは屋台だからこそ出来る事です。それと観光客を目当てにせず、地元客、地元の素材と言った具合に人の繋がりをきちんと築くと、ブームに流されないものが出来上がります。
現在十八件の屋台が在りますが、全てが一つのチームだと考えています。一軒でも儲け主義に走る店は退去して貰う事にしています。お金を儲けたいと思うのは誰でも同じですが、それを表に出してはいけません。お客様はそう言った店にはお金を使いません。楽しさと言うか目に見えない物を求めて来るんです。金儲け主義の店にはそう言った物はありませんからね」
「今後は、北の屋台を卒業し、自分の店を持つ人が沢山輩出され、街の活性化に繋がれば、こんな良い事はありません。それこそが私達の目標としていた事なのですから」
久保氏は学生時代ラガーマンだったそうで、屋台の集合を一つのチームと考えるところからも、ONE FOR ALL ALL FOR ONE(一人は皆の為に、皆は一人の為に)まさにこの精神が根底にあると感じた。
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