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Donに聞け!!元気な経営者さんインタビュー

週刊求人の人気連載「ドンに聞け!」のWeb版です。 各エリアの元気な社長さん、経営者さんをご紹介します。 普段聞けない経緯や裏話も必見です。
※「Donに聞け!!」のコーナーは連載を終了しました。


キッチンたまご 中村晃和氏
「変わらぬ思い」

 オムライスと言えば、一般的な家庭料理ではあるが、ここ『キッチンたまご』では家庭では味わう事のできない、オリジナルの様々なオムライスを堪能できるお店として、人気が高い。代表である中村氏にお話を聞いた。
 「子どもの頃から料理が好きで、自分もでよく作っていました。自分の料理を美味しいと言って貰うのが、この上ない喜びでしたね。大人になったら調理師になるんだと決めていました。一度は別の道へ進もうと思い。工業高校へと進学しましたが、やはり調理師への夢を捨てきれず、高校を卒業後は、札幌の調理師専門学校へと進学しました。先生も、変わった奴だと言って笑ってましたよ」と話す中村氏。
 専門学校を卒業後は、札幌市内にある、ホテルの洋食部門で三年間修行する事となる。
 「学校で学んだ事は、殆ど役に立ちませんでしたね。唯一の役立ったのは調理師の免許が取れたという事ぐらいでしょうか。やはり実践が一番です。先輩方も良い人達で、仕事を聞くと、ちゃんと教えてくれましたしね。でも、教わるには条件がありまして、自分の仕事をきちんと終わらせた後でなければ、教わる事が出来ませんでした。ですから朝一番に出て来て、自分の仕事をまず片付けてから先輩方を待つ訳なんです。その後は、ずっと先輩達の後ろについて仕事を教わりました。私の場合、先輩というか、職場に恵まれたんだと思います。同じ学校を卒業した友人の中には、かなり辛い目にあった人も居ましたから」と言う。
 「もともと洋食が好きで札幌のホテルに就職した訳ではなかったんです。ただ単に格好良かったもので、それにつられて就職したというのが本当のところです。三年間働きましたが、私にはどうにも馴染みにくいものでしたね」と言う。
 その後、地元である帯広に戻り、今度は和食の道を志し、小料理屋で十年間働いた後、今のお店を開店するに至った。
 「開店当初は、口コミだけに頼り、何処まで自分の力が通用するかを試して見ようと思いました。でも、今の様に多くのお客様が来て頂ける様になったのは、一度だけある雑誌に載った事が切っ掛けでした。確かにお客様の数は増えましたが、それ迄の常連さんが気を使い、離れ勝ちになってしまいました。やはり今後は原点に返り、口コミによる集客をと考えています。広告費として掛かるお金を、お客様へ還元し、もっとお客様に気を使う事で、常連さんを増やし、息の長い店にして行けたらと考えています」と言う。
 最後に中村氏はこう言った。
 「お客様に美味しいと言って喜んで貰った時の私の気持ちは、子どもの頃に感じた思いと、今も全く変わりません。いつも新鮮に感じ、心から「ありがとうございます」と言えます。この仕事を続けて行く事ができる最大の理由は、ここにあるんでしょうね」と。