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KONなん どうでshow!
「Q-jin君」で新たにコラム連載がはじまりました。 日常にひそむオモシロイことや小さな疑問、切ない想い出…。 小企画ながら侮るべからず!読者に大人気のコラム連載です。
第67話 「食の安全」
最近は、偽装肉とか、製造日の改ざんなど、食に関する事件が多い。
「あらっ赤福もやっちゃったんだ。何回か食べたことあるけど、あれ美味いのに」会社での昼休みに風邪気味のAが、インターネットを見ながら言った。
「最近は、表示内容を見ても、何か疑っちゃいますよね」と社員B。
「でも、昔からこういった事はどこでもやってた事なのかも知れないな」
「そうっすね。ほとんどが内部告発ですからね。インターネットで簡単に個人でも情報を発信できる時代になったんで、発覚しやすくなったらしいですよ。これからも、もっと増えて来るんじゃないっすかね」
「そうだな。こういう時代だからこそ、多少高くても信頼のおけるブランド商品が逆に受けるかもな」とA。
「会社でも立ち上げますか。十勝牛を使ったオリジナル商品を発売したら、いけるかも知れませんよ」とB。
「おお、そうそう。地元の十勝牛を使った商品なんか結構いけるかもな」
「・・・それ今僕が言ったじゃないっすか」
「社名は、肉を扱うんだから、ミートだな。それと将来にこう何て言うか消費者にも希望を与えられる様な、希望はホープだから、おおいいなミートホープなんてどうだ?なっ、いいだろ」
「・・・Aさん。今日は早退した方がいいっすよ。まだ熱が下がってない様だし」
第68話 「勘違い」
Aは楽しげにBに言った。
「Bさん、今度の日曜日なんすけど、一緒にボディーボード行きませんか?」
「ボディーボードって、水泳の時に使うビート板見たいなのに、腹ばいになって乗るやつか?あれって海でやるんだろ。俺泳げないから、すぐに行方不明になっちゃうぞ」
「ウェットスーツがあれば大丈夫っすよ」
翌日、Aは友達のウェットスーツを借りて来てBに着せたが、サイズが大き過ぎて合わなかった。それでも次の日曜日、AとBは砂浜にいた。Aの方は中々きまっているが、Bは海パンにオレンジ色のライフジャケット。
「何でもいいから海の上に浮けばこっちのもんよ。それにしても誰も居ないな」
「ここは、結構穴場なんすよ。良い波が来るんすよ」
BはAに乗り方を教わり、何とか乗れる様になった。
「喉渇きましたね」と言うと、Aはジュースを買いに行った。その間もBは一人で練習をしていた。パドリングをして沖に出ると、一隻の小型漁船が近づいて来るのが見える。しきりに何か大声で怒鳴っている。
「やっべ、ここでやったらダメだったんだ。怒られる」
漁船は更に近づいて来た。
「おーい!手だせ!」Bは怒られるのを覚悟で手を出すと、船上に引きずり上げられた。漁師と思われる初老の男性が興奮気味に言った。「どうした!船沈んだのか?あんた一人か?」
第69話 「バナナ」
今ほど商品管理が行き届いてなかった昔のスーパーには、売れ残って黒くなったバナナが店頭に並んでいる事がよくあった。
僕が小学生の頃、友達数人と、おやつを買いに近所のスーパーに行くと、黒いバナナがあった。
「すんげー。黒いバナナってあるんだ」友達のAが驚きながら言った。
「あれ?お前知らなかったの?これさ、インドバナナって言うんだよ」
「ヘー知らなかった。インドのバナナって黒いんだ」
「なに?お前、インドバナナも知らなかったの?」
他の友達も僕の話に合わせて嘘を言った。
「ベタベタして甘ったるいんで、俺はあまり好きじゃない」友達の一人が言った。
それから十年以上の年月が経った。Aは東京の会社に就職したと聞いていた。ある日の事、Aから突然電話が掛って来た。
「お前、十年前に俺に嘘を教えたろ」笑いながらAは言ったが、僕には何の事を言っているのか全く分らなかった。
「お前、黒いバナナをインドバナナだって俺に教えたよな。まさか忘れたなんて言わせないぞ」
「お前、随分昔の事覚えてるんだな。そうだな。そんな事もあったっけ」
「俺さ、ずっと信じてて、北海道にはインドバナナって黒いバナナが売ってるんだって職場の連中に言ったら、大笑いされたぞ」
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